NEVER GONNA DANCE


2005年2月5日〜2005年3月1日 

東京国際フォーラムCホール・大阪厚生年金会館芸能ホール




第二幕



第一幕 スウィングタイム・ダンススタジオ

ペニーの勤めるダンススタジオにて。一ヶ月も新しい生徒が入ってこないとか閑古鳥が鳴いていた筈のスタジオが、やたらと生徒で溢れてます。これはもしや、ダンスコンテスト効果なのか?それで生徒が集まったのか?ペニーとラッキーのダンスコンテストで活気づくスタジオ。ダンスのレッスンをしようという話になり、新しいダンスを踊ってみないかとメイベルが提案して、大浦女史指導の元、ダンスのレッスンが行われることに。簡単で楽しいフリだからといった入りで始まるダンス、ここからは
大浦女史オンステージ!ヅカの男役出身って、やはり華が違う…普通に魅入ってしまう場面です(笑)ペニーとラッキーもその後ろにつき、3人を中心に他のメンバー達もダンスに参加していく感じ。ここで大量のダンススタジオの生徒役を務めるのは、何役もこなしてるBOYS、ボウズ少佐の右腕、ラッキー&ガールズの踊り子、そしてこっそりここでアキヤマ妹が混じっている事に気づいたのは、5公演目観劇中でした(遅っ)。ほら、普段は双眼鏡使ってまで全体を確認しないから気づかなくて…(^_^;)髪が金髪なら分かるけど、黒髪のカツラ被ってるから全然気づきませんでした。前半はあんまし踊ってなかったけれど後半は結構しっかり踊っていて、メインの役であるマーガレットが踊れない設定なのが残念と言っていたのも納得。兄ちゃんより踊れる感じだ(笑)そしてモーガンサルがスタジオに登場。ラッキーの指示で損するために買った筈の株が当たってしまい、またまた2万5千ドル儲かってしまったと報告。ちなみに投資株は「ジャパニーズタカラヅカミュージカルカンパニー(後半あやしい…)」らしい(笑)2万5千ドル稼いだら、ボードヴィルに戻ってマーガレットと結婚しなければならないと慌てるラッキーに、今度こそちゃんと損をする投資をしたと請け負うモーガンサル。挙動不審なラッキーの態度に、ペニーは不審を抱くけれど、ペニーの話も聞かずにスタジオを飛び出していくラッキー。とにかくこのシーンの感想は大浦女史素晴らしい!とアキヤマ妹おったんかい!に尽きます(これ1公演だけやん)。


第二幕 ヴァン・ダ・ダンダー・センター

下手からスパッドとベルマ登場。カーテンの前で立ち止まり会話。スパッドの衣装は一幕と同じピンクシャツに黒パンツ。コンテスト用の写真撮影の後に、もう一度時間を取って練習をしておきたいというベルマに「ちゃんと手配してある」と万事ぬかりないスパッド。「アンタが田舎者じゃなくて良かったわ」と笑ってスパッドに寄り添うベルマはなんだか東京公演よりも大阪の方が親密な感じ←嫉妬かよ!「俺もお前が妹じゃなくて良かった」と自然にベルマを抱き寄せ、ここでキッス!…って筈だったんですが、
東京公演では軽く触れる(マネ)程度の事はやっていた筈なのに大阪ではキッスの途中で邪魔が入るような感じに変わってましたなして?大阪の方がホームな分、すばるファンも痛いから?(多分正解)ビルの完成の取材に、多くの記者が入ってきて、慌てて離れる二人。カーテンを開け、完成したシルバー・ライニング(店名)が披露され、そのままコンテスト出場者の写真撮影に。軽く味見程度にと、スパッドとベルマはダンスを披露して、こん時のダンスが、確か身長のないすばる相手に、めっちゃベルマ踊るの辛そうなフリだった筈なんですが、大阪では見直されたのか、フリが変わってました。自分より身長の低い男のリードで腕の下くぐるダンス(説明下手くそですみません…)はそら無理だ!正直すまんかった!(すばる@サマスペ)ベルマ!ラッキーとペニーが出てくるのと、入れ替わりに踊り終わったベルマとスパッドは、上手に捌けます。こっそりそんな会場に、デート中らしきメイベルとモーガンサルの姿もあったり。そしてモーガンサルがまたまた投資に成功してしまい、ラッキーの資産を増やし、更に2万5千ドル儲けたと報告。(痩せる石鹸の投資にも当たったらしい)まずはラッキーから取材。その前に踊ってみてくれとボウズ少佐にリクエストされるけれど、ラッキーはあんまり踊ると、新鮮さがなくなるからと拒絶。ロクに稽古もしていないのにそんな言葉を口にするラッキーの態度が信じられないペニーは、メイベルに恋の相談。ラッキーは婚約者がいる事をまだペニーに話せてないのだとうち明けると、モーガンサルに「早く婚約を破棄することだ」と忠告される。ラッキーも心変わりした以上、精算しようとしてるのだけれど、肝心のマーガレット一家は旅行中で、メイドしか電話にでなくて苛立ってます。皆が捌けた後にも残って途方に暮れるラッキーの前に、なんとマーガレットと彼女の父親が登場。新聞にラッキーが(株で?)大成功したと記事が顔写真入りで載り、それを発見して飛んできたのだと。急に結婚に対して協力的になった父親は「式場も予約した」とテンションも高め。その式場はよりにもOPENしたてのシルバー・ライニングにて、コンテスト終了後に予約したと。マーガレットとその父親の動きの早さに絶句しているラッキーに、騒ぐだけ騒いだマーガレット達は立ち去ります。そして上手から先に取材の終わっていたスパッド達が再登場。コートを羽織って外出の出で立ちなんですけど、すんごい安物っぽい衣装で泣けてきます…さすがダンスで食っていかれへん設定(T_T)薄っぺらくてごっつ肌触りの悪そうなチェックのコートに、同じく地味色チェックのマフラーに帽子。コンテストには出ないのか?みたいな事聞かれただけなのに、「ボランティアでダウンタウンの足の悪いお年寄りにダンスを見せに行く」「その時に温かいスープも持って行かなくちゃね!」「途中で盲導犬の子犬も届けなきゃ」とか山ほど言い訳がましい理由を説明する二人の努力も、上の空のラッキーに掛かれば、「足の悪い盲導犬にダンスを見せに行く」とモーガンサルに説明される始末。だけど「あの二人ならリムジンに乗ってアップタウンの方へ向かったぞ」と報告してきたモーガンサルの言葉に、それはおかしいと後を付けるラッキー、去り際にペニーに呼び止められますが、色々後ろめたい事もあるからでしょ、振り切ってモーガンサルと追跡開始。


第三幕 ティップ・タップ・クラブ

スパッド達が出てくるまで、この店の店員(?)らしき男とボウズ少佐の部下の会話があるんですけど、妙に説明くさくなってるように感じた大阪公演…。分かりにくいって指摘でもあったんですか?話を要約すると、スパッドとベルマはこの店一番のダンサーで、だから、アマチュアになりすまして踊らせたら優勝は間違いない、みたいな。ステージに現れたスパッドは真っ白なスーツに身を包み、デカイ白のアタッシュケースを持ってます。ベルマは新婦さんの筈だけどこれ…花嫁衣装?足むき出しでちょっと豪華なレオタード…いや、ダンスコンテストの衣装と考えるとこれで良いのか?すばるがちびっ子の為、いつもヒール無しの靴を強いられる彼女もこの衣装にあるヒール無しがなかったのか、珍しくちょっとだけヒール有りの靴を。両方真っ白な衣装なので、結婚式がテーマ?背中もむき出しなので黒く塗られた背中をすばるの背中とすりつけるフリの時に、毎回すばるの白い衣装は汚れてしまうのだった…。これ毎回クリーニングなら衣装大変だ(^_^;)東京で観た時はこっちも余裕ないし向こうも始まったばかりだからめっちゃ緊張の場面でしたが、
大阪ではのびのびと楽しそうにやってて可愛かったっす。ベルマと顔を見合わせて歌ってる時は真剣だし、踊ってる時もすっごい気が張ってるの分かるんですけど、各自ソロパートとか交互に踊る部分では、ベルマのパートの部分で待機してるすばるの表情がすんごく柔らかいんです(>_<)!!クルって振り返って、ベルマに笑いかけたりするんだもん!!あー可愛い!!アタッシュケースの上でくるりと回って降りる部分のダンスとか、すごいイイ!!ベルマはタップできるけど、すばるはできないので、その辺は申し訳ないなぁと思うけど(笑)つーか相手役の子上手すぎるよ…ちょっと気の毒なくらい…。歌もいつものじゃなくて正式な発声でミュージカル的な歌い方なんで、すんごい緊張して丁寧に歌ってるのが堪・ら・な・い!!キーがちょっと低すぎるのかしんどそうなのがハラハラしますが、東京よりも大阪の方がすばるの歌い方の割合増えてました慣れてくると多少自分のペースで歌えるようになったようで…日々成長してるのねと、おかんになった気分。ダンスの最中に衣装に合わせてチラチラと渋谷さんの白の靴下が見えるのですが、どう見てもナイロン素材…いいんだけどね。物陰からその様子を窺っていたモーガンサルとラッキー、プロである以上、アマチュアのダンスコンテストには出られないと忠告。顔色を変えたすばるとベルマと違い、スカウトマンは「そんなことが言わないよな?」とラッキーの本名(?)を口にします。この店ではボードヴィルでラッキーが一緒に組んでいた踊り子三人がいて、彼女らの口から真実がばれる。マーガレットとの婚約のことも含め、黙っていてほしいならコンテストを棄権しろと逆に脅され、仕方なくラッキーは頷く。勝ちたいから、汚い目の前の取引を黙って見守るスパッドとベルマ。堪えるような表情が、またいいのです


第四幕 セントラル・パーク

階段のセットが中央に現れ、その前を、
「ペー〜ニー〜」と下手から上手に、叫びながら走り抜けるリカルド。ここは出オチで笑う所ですが、東京公演とは比にならない位、大阪では爆笑の渦に(笑)更にその後ろを三人のバックコーラス、ボーイズが「ペー〜ニー〜」と叫びながらリカルドの後を追いかけ、更に笑いが!オイシイよなぁ、ここの場面>ちょっとお笑い大好き∞担としては、羨ましいらしい。リカルド達から身を隠すように階段を降り、橋の下(?)に隠れたペニーを追いかけてきたメイベル。リカルドから逃げていたと告げると、プロポーズ受ける気ないんでしょ?と言われ、軽くはぐらかそうとするペニー。ラッキーに対する恋心は認めつつも、その曖昧な態度にどうしていいか分からないペニーに、メイベルはでもあなたが好きなのはラッキーでしょ、と断言。だけどロマンスだけが全てじゃないでしょ?安定も欲しいわとばかりに反論するペニーに、メイベルは自分がモーガンサルと二人で手に入れた、愛のすばらしさについて歌います。ここも大浦女史の見せ場!めっちゃ格好いい!そしてペニーの隣で愛の歌を歌う女史は、完璧宝塚男役の顔(笑)ペニー相手に口説いているようにしか見えません(笑)←でも格好いいメイベルの歌が終わった位に、再びリカルド登場。「メイベルは橋の上で何をしてるんだ?」なんて微かな笑いポイントでも、爆発的な笑いが起こる大阪公演…関西人の私ですが、皆笑い過ぎや(^_^;)ミュージカルではなくKIGEKIでも見に来ている気分なのか?メイベルが去った後、リカルドから改めてプロポーズを受けたペニーは、自分でも悩んでいるから、曖昧に返事を保留。リカルドには、以前、結婚する予定だった女性が修道院に入って、振られてしまった過去があると告白。しかしペニーに「考えさせて」と言われて、「ってことは希望はあるんだね?」といきなり緊張し出すリカルドは、大変ポジティブでテンション上がりついでに新曲を披露。新曲をペニーに捧げるとなれば、勿論ボーイズ登場。ここで起こる笑いが羨ましくて×2。歌い終わるとボーイズとリカルドは後ろ向きのまま上手の方に捌けます。ホントこの人達、人生楽しそうだ。リカルドと入れ替わりに、今度はラッキーが登場。ペニーがその気がないならはっきり振ってくれと告げると、漸くラッキーも自分がペニーを愛している事を口にし、全てを打ち明けようとした時にまた邪魔が入ります。ボウズ少佐の秘書ミス・タッタソール(だっけ)?に「もうコンテストが始まっている」と呼ばれ、慌てて会場に向かう2人。


第五幕 シルバー・ライニング

シルバー・ライニングでは、赤と黒のラメラメベストにブルーグレーのシャツと黒のパンツ、赤地に黒の縁取りの入ったフリルタイ衣装を身に纏ったスパッドと、赤と黒の、またしても露出の多いドレスを身に纏ったベルマが、ダンスを披露中。まぁすでに踊り出してるって設定だったせいもあったんで、ラッキーらが入ってきたらすぐに終わっちゃったんだけど…そらそんな見栄えするもんちゃうかもしれへんけど、もうちょい踊ってくれてもいいのに。基本ラッキー&ペニーのダンスは優雅な感じで、スパッドらのダンスは情熱(?)系なのでやたらとお尻振ってる可愛いすばるが拝めます(笑)可愛いんだよ、可愛いし頑張ってるけど…まぁファンの贔屓目でも、その場の流れを悪くしないレベルのダンスですね、せいぜい。でも東京より大阪のがずっと良かった。ラッキー達が会場にきた事に気づくと、緊張に顔が強張る2人。でも踊るシーンはここで終わって、後は演技だけなのですばるの表情はいつもここで柔らかくなるのが堪らない〜
東京観劇の時は始まって間もない時だったからそれが露骨でした(笑)ボウズ少佐の部下(ちゃんした役名あるんですけど忘れました)に「わかってるだろうな」って念押しをされ、顔を強張らせるラッキー。ペニーに促されて踊り始めたものの、途中で踊りをやめ、「僕は棄権します」と宣言。ラッキー達のダンスも見られず、目を逸らしていたスパッド達が、苦い勝利を噛みしめるまもなく、死なば諸共とばかりに、スパッド達の方にも向かって、「僕も彼らも出場資格はありません」と3人がプロであることをばらします>鬼ー。勿論、コンテストは中止、ボウズ少佐は怒って飛び出し、せっかくのチャンスがフイになったスパッドとベルマは、スカウトマンに食って掛かります。しかし「アンタと組んだのが間違いだった!」と指差し詰る姿は、間違いなく「チャンプのためじゃない、アンタ自身のためだ!」(@ドリボ)の演技をスライド。場内が騒然としてる真っ直中、空気の読めないマーガレット親子が飛び込んできて、早速式を挙げようとラッキーの隣に。万事休すのラッキーは、ペニーに向かってマーガレットを「僕の婚約者です」と紹介。ここで「どなた?」とでも言わんばかりにキョトンとした表情のマーガレットは、結構可愛い(幾ら顔がアキヤマでも)けれど、これ以上どーすんだって状態で、まだ爆弾を投じたのはモーガンサル。、ブロードウェイに投資した結果(笑えない脚本…)、やっとラッキーの希望通り、破産したと報告。ショックで走り去るマーガレット。スカウトマンの後を追い、下手に捌けるスパッドとベルマ。気が付けば誰もいなくなり、大騒ぎの末、ラッキーとペニー二人だけが残される。「何度も本当のことを打ち明けるつもりだった」と詫びるラッキーに、「私たち…もう終わりね」とまだ混乱しているけれど、数々の裏切りに傷ついているペニー。「私はリカルドと結婚する」と告げたペニーに、項垂れて去りゆくラッキー。だけどペニーはそんなラッキーを呼び止め、「最後に一つだけ聞かせて?あの人(マーガレット)ダンスは上手なの?」と尋ねます。「彼女は関係ない」と言った後、「僕が踊ったのは君とだけだ」と殺し文句。この時まひるさん、本当に泣いてます?友達に言われて観察してみると、マイクがたまに鼻をすするような音ひらってんですよね〜。実際双眼鏡でガン見したら目が潤んで光ってるような気もするし…。女優さんだなぁ。もう君以外とダンスは踊らないとラッキー、ようやくここで主題歌?“Never Gonna Dance”を歌い出す。坂本氏、大概歌は素晴らしいんですけれど、出だしの音を取るのはちょっと手こずるようで(なんせ生オケ…)、出だしはちょっと弱々しいイメージあるんですけど、それから後の巻き返しが素晴らしい。歌の後、避けるペニーの手を取って、ラストダンスをするラッキー。静かな広いステージを2人で流れるように踊るのがめちゃくちゃ綺麗スピードもあるし、坂本氏ダンス上手くてタッパもあるから、普通に見とれちゃいます>このシーン大好きなの踊り終えてペニーは回りながら下手に消えていきます。一人取り残されるラッキー、そして舞台は暗転。


第六幕 シルバー・ライニング(翌朝)

一夜明け、寝不足の店員しかいないコンテスト会場に現れるボウズ少佐。
「私はバカだ!大バカだ!ラジオでダンスコンテスト!!―――見えない!!」>如何にも(爆)そんなボウズ少佐を慰める秘書。そんな2人の前に「一言謝りたいと思って」とラッキー登場。「偽アマチュアの顔なんて見たくない」と言われながらも、頭を下げていると、そこへ素材は違うけど、2人とも白コートに身を包んだスパッドとベルマも登場。先ほど着ていたみすぼらしいチェックのコートと明らかに値段の違う、綺麗なコートが嬉しい〜。しかしこうして見ると、渋谷さん劇中、計5着も衣装いただいてます。なんて豪華!!「君たちにも悪いことをした」と謝るラッキーに、「それが、俺たちの方はうまくいったんだ」とニコニコ笑顔>可愛ええ。2人で目なんか見合わせてにっこりしてるのが可愛くてなんでも観客の中に映画関係者がいて、スパッドとベルマはハリウッドにスカウトされたとのこと。ではその契約金でコートを!どうりで質がいいと思ったら!「悪く思わないでくれよ」と言うスパッドに「君たちは何も悪くない」とラッキーが返すと、「まぁな俺は2人の女を騙したりしない。俺は…1人だけだ」とベルマの隣に立ち、ベルマを見つめるスパッドの格好良さといったら!!ギャー素敵〜!!タラシです、渋谷さん間違いなくタ・ラ・シです!!その後ボウズ少佐にスカウトの件を報告する2人。企画自体はポシャったけれど、結果的にチャンスを掴めた2人に対し、よかったな、と激励を送ってる様子の少佐。つーか東京公演より大阪公演の方が、明らかに渋谷さんと仲良しになってる少佐、本当に演技じゃなく素で、嬉しそうに見えます(笑)そして花嫁花婿衣装のモーガンサルとメイベルが登場。もうすぐペニーとリカルドが結婚式を挙げてしまうと報告。1日で結婚式を挙げちゃうなんて急展開!!モーガンサルとメイベルも挙げてるし、皆どれだけ生き急いでるねん。ペニーを止める術もないラッキーは、今からアラスカ公演に向かう所だったんですが、そこに再び登場はマーガレットと父親。一晩で落ち着いたマーガレットは「貴方は私を愛してなかったし、私も愛しているのは(過去に結婚しそこねた)あの人だけ」とロケットに入れていた彼の写真を「ね、彼ってハンサムでしょう?」とラッキーに見せます>どんな自慢だ。すると急に顔を輝かせるラッキー。メイベルに「ペニーをどうにかここに連れてきて」と頼み、スパッド&ベルマ&モーガンサルには「リカルドの足止めを協力してくれ」と依頼。スパッドは取りあえず自分たちが成功を手に入れたからか、急に友達のように協力的。快く承諾して上手に捌けます。マーガレットはクロークルームに隠れてるように言われ、これが最後よ、とラッキーの頼みを聞いてくれるマーガレット。連れてこられたペニーは、ラッキーの顔を見て「何の用なの」と強張った表情だけれど、ラッキーは自信たっぷりに「君はリカルドと結婚したがっていない」と言います。そこへスパッド達と共になだれ込んできたリカルドとそのコーラス隊、纏まって現れるだけで笑いが取れる、出オチキャラは素敵です(笑)この時、メンバーは数珠繋ぎに集団で出てくるんだけど渋谷さん、大変楽しそう。絶対このシーン毎回楽しんでます。顔つきちゃうもん(笑)子供みたいにはしゃいでるし>持って帰りたい…。クロークルームから出てきたマーガレットと顔を合わせて驚くリカルド。2人はマーガレットの父親の策略で互いに誤解しあったまま結婚できなかった、かつての恋人同士だった>なんて素晴らしきご都合主義!再会して誤解が解けた途端、「私、彼と結婚するわ!」と宣言したマーガレットと、「僕も愛しているのは君だけだ!」とリカルド。一気にラブラブモードです(笑)リカルドとの結婚がなくなったペニーに、「君はボクと結婚したがってる筈だ」みたいな事を言うラッキー。ペニーは自分の運命を、ラッキーコインに託して「表が出たら(ラッキーと)結婚する、裏が出たらお終い」とコイントス。ちなみに初見の2/6昼公演では、ペニーがコインを床に落としてしまいます。即座に三田村さんがそれを体で覆い隠すように拾い、帽子で伏せ、目を瞑って見えない振りしてペニーにそっと差し出します!まるで台本の一部のように自然な動きに、客席には笑いが起こり、(正直ここまでハプニングだと気づいてなかったアホです、私…)舞台上にはホッとした空気が流れる。めちゃめちゃ三田村さん尊敬してしまった!それ以降はずっとだったのか、大阪公演で確認した時には先にグーで握り込んで、手のひらに置くようになってたので、あんましコイントスって感じじゃなくなってましたがね。無事コインは表を向き、ペニー「貴方って本当にラッキーな人ね」ラッキー「そうさ、だから僕の名前はラッキー・ガーネット!」と、物語は、大円団。そこで音楽が鳴り、皆が踊り走ります。もうメインとかちゃんとダンスを踊る訳じゃない渋谷さん、満面の笑みで軽いダンスとか振りとか、水を得た魚のように生き生きとこなしてます。基本スパッドとベルマは一緒に走り回ってますが、ベルマに手を引かれて捌ける姿はちっちゃいだけに、なんだかつれてかれる感満載(爆)や、可愛いんですけど。

カーテンコール

ペニー以外の女性陣が一斉に捌け、ラッキー&ペニーを囲んだ男性陣(すばる含む)が2人を囲む。
センターよりちょい下手側にラッキーとペニー、右側に残りのメンバーが横の人の肩に手を置いて電車ごっこ状態で2人を周り、上手に捌けていきます。
東京ではちょっと楽しそうなすばるが、大阪では異様にボウズ少佐と仲良しになっていて、めっちゃ笑顔で楽しそうな大笑いしてるすばるが見られます。つーかボウズ少佐、振り返ってすばると笑いあってんねんもん…羨ましい。
電車ごっこ状態のまますばる達が捌けた後、舞台上には四角い足場のようなものがいくつも用意され、その上に坂本紺野の2人が軽い足取りで乗って歩き出すと、一つずつNEVER GONNA DANCEの電飾が光るセット。なんかブロードウェイミュージカルっぽい(笑)!(比較するものないけど)タキシードを着たダンサー達が上手から出てきて、全部で15個のセット上でタップダンス&ラインダンス。その中にはベルマやマーガレット(アキヤマ妹)も混じっていて、アニキのできないタップダンス(確か苦手だったような…)を妹はちゃんと踊ってます!さすが!ちゃんと習ったりしたんだろーな。そのメンバー達が捌けると次は順に出演者が出てきて、拍手の中一礼。すばるはコンテストで着たイマイチの赤黒ラメベスト&ブルーグレーシャツ衣装。それがすばる的一張羅なのか!?
舞台のダンスシーンさえ終われば、常に上機嫌のすばる、頭を深々と下げ、顔を上げると、やっぱり零れそうな笑顔。特に大阪では公演も重ね、共演者と慣れて残り回数も少ないリラックス感からか、テンション高め。坂本氏の登場シーンでは、カーテンコールで声を出しちゃいけないからか、口をぱっくり開けて、オーとかイェーイとか無音で(笑)囃し立てて盛り上げてました>可愛いすぎる。オケの人らに手を差し伸べ紹介(?)みたいなポーズも、オケの人らと目が合うのか、笑みが顔に滲んでます。大阪では最後の方はすっかりお手振りタイム(笑)コンサートじゃないのに(爆)とにかくカテコの時はすばるが楽しそうで×2。それだけでお腹一杯の気分です
大阪公演の26日夜は2階席で観劇の私には見えなかったのですが、ヨコヒナ山田が観劇にきてたみたいで(1階席の友達に確認)、最初のカテコでメンバーがいたと思われる1階後方に視線を送りながら、
くしゃくしゃの笑顔を見せ、その後のカテコでも、そっちの方に大口を開けて笑いかけていて可愛かったっすちょっと照れてる感じがまたいい!!



大阪まで待ちきれず、東京まで足を伸ばしたネバゴナダンス。回数見てもダンスたっぷりで明るいストーリーのミュージカルだったから全く飽きがきませんでした。東京はやはり観劇態度もおとなしめで、それが(このミュージカルでは)標準なのかと思っていたら、関西人ながら反応の違いっぷりに驚いてみたり(笑)よく大阪の客はノリがいいとか笑いに煩いとかいいますが、前者は確かで、後者はお約束のお笑いには絶対関西人のが甘いので、賛同しかねます(笑)後半で慣れたのもあるんでしょうけど、
地元である大阪の方が渋谷さん生き生きしておりました東京で見た時より全体的に細かい説明だったり、矛盾点が改善されてたり(exラッキーの遅刻時間が東京では1時間30分だったのが大阪では1時間20分)、タップとかダンスの振りとか結構変更になっててそれがまた新鮮で楽しかったです。それにしても坂本氏圧巻でした…。次に坂本氏がミュージカルする時は、すばるや好きな子が出てなくても1公演は行くようにしようと真剣に心に誓いました(笑)

(2005.3.6)



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