2007/7 新橋演舞場
《2幕芝居》 最初が頼朝役で登場の滝。同じ義経の芝居といえ、今年は去年と演じてる場面が全く違います。最初は頼朝が父の敵を討つと、独白→父の亡霊が出て、兄弟2人に無念の復讐&源氏の再興を願うシーン。 その後、早変わりで義経滝で登場。兄弟力を合わせ、戦う事に。 しかしそうやって数多くの戦功をあげている感じの義経。闘いはあっさり端折られてました(苦笑)あっれ??去年は結構この辺メインやったよね?そして頼朝の元にはせ参じる義経、勝手に戦功を都で貰ったから?その才に嫉妬して、鎌倉には入れさせないと、激昂してる様子の頼朝。 しかし今回の義経&頼朝は滝が二役なので、頼朝に顎がある(爆)!! 場面は替わって、盗賊三郎とうとう登場!!三郎が盗みを働き追われてるのを匿う、義経。それ切っ掛けで2人の会話に。盗みを働いて生計を立てている三郎に、自らの為でなく、民(他人)の為に命を捨てろと、共に天下を取ろうと、どうせ盗むなら、天下みたいな大きなものを盗めと持ちかける義経。 その気概が気に入ったと、自分の命を預け、一番の家来になると言い出す三郎。そう言ってると、義経様の一の家来は俺だと、藤ヶ谷弁慶登場。 ここがアドリブポイントで私の入った回は「一の家来と言うなら〜」の後、都で流行ってる携帯を持ってるか?と尋ね、その待ち受け画面が何かを聞く三郎。弁慶の待ち受けは「殿」で、それで戦で荒れた心を癒してるらしい(笑)そして「親方の待ち受けは?」と滝に振る風間。滝の待ち受けも「自分」で、それも昔の自分だと告白。そこに食いつく三郎風間は「どの位昔ですか?コアラのマーチの頃ですか?」と尋ね、客席から笑いを取ってました。滝が「三郎……その記憶は消せ」と恥ずかしそうにしてるのが可愛かった。その後、女子高生真似で「ねぇ弁子ぉ?自分を待ち受けにするなんて、マジキモくない?」みたく風間がすると同じく女子高生真似で返す藤ヶ谷くん(笑)それにきっとこの(コント)に殿も参加したいのだ、と藤ヶ谷くんが振ると、滝も否定しながらちゃんと女子高生真似で乗っかってました。ホント、アドリブ部分は毎日違うみたいで……うー複数公演観たかった(>_<)!!しかしアドリブ部分になると、藤ヶ谷くんが後輩モードっぽく素になるのが可愛い。 器がでかいと三郎が殿を慰めると、「私は器はデカイが身長は低い」と返し、でも影なら大きくなるという振りで、降りてきたスクリーンに影を映し、影絵コーナーへ、。 三郎が自分の田舎の話をして、動物とかが元気に走り回っていたけれど、都が荒れ、田んぼとかの農作物が取れなくなり貧窮に喘ぐようになると、動物たちも争うようになり、森にはフクロウが飛ぶようになったと、ウサギとかフクロウとか、オオカミの影絵を次々に映していく滝。色々器用だね、ホントこの人。その前にだったか、影に映った滝が距離の取り方で大きく映ったりして「(身長が)大きくなった」と遊んでるのが微笑ましかったです。 そしていきなり謎の集団に襲われる3人。慣れない戦闘の中で三郎は軽く怪我をして、滝は暴漢の顔を見てショック受けた演技してたので、これが頼朝の手の者だって事が分かってた感じ。義経の様子にそれを感じ取った(?) 弁慶が暴漢が都の手の者とは思えない、鎌倉殿の手の者では?と言っても、信じようとしない義経。しかし家来になったばかりで内情なんて知らない筈の三郎が「鎌倉殿が親方の事を疎ましく思っているのだけは確かなんだ」としったか。都にはそーゆー噂が流れてたんでしょうかね? 次の場面はもう壇ノ浦の戦いで、でもこれもナレーションで終わり、三郎と弁慶の会話で、三郎は「3艘までは数えたんだが」と言って、でもそこで海に落ちたから分からないと八艘飛びの話をして捌ける2人。 そして平家を追討して、頼朝に勝ち戦の報が届き、同時に義経が天下を取ろうとして、頼朝の全てを奪おうと、していると、周囲に吹き込まれ、義経の血を全て滅ぼせと言い放つ頼朝。しかし今年は滝が二役なので、今年の頼朝は顎があるなぁ……。 頼朝の義経への処遇を聞き、憤慨する三郎と弁慶と悩む義経のシーンでは、鎌倉殿と戦うべきだと主張する2人の意見を退け、あくまで兄弟間で血を流し、争そいたくないと、都を去る事を選ぶ義経に意見する弁慶。義経は戦う位なら頼朝に首を差し出すといい、そんな主にでも付き従うという弁慶と義経の姿に、理想的な主従の姿を重ねる三郎。 結局奥州平泉に落ち延びる事になった3人は、関所に差し掛かり、そこで止める役人(?) がとっつー。2幕では滝・風間・藤ヶ谷3人芝居の感が強いんですけど、それを除けば唯一まともな役(見せ場)のあるとっつー。まぁ彼も演技上手いもんね。関所通過で身元が割れてしまう義経を庇う為に、敢えて義経に手をあげる弁慶に、関所の役人とっつー(役名知らないのでスミマセン)が「義経殿は良き家来を持たれた!」と本来なら戦を勝ち進み、栄華を極める筈の義経の境遇に憐れみを感じ、分からなかったふりをして関所を通してくれます。震える声の演技が彼もいい。 そして関所での窮地を乗り切る為とはいえ、主人に手をあげてしまった自分の行為に悔恨し、討ってくれと義経に頼む弁慶に、義経はこんな自分に付き従ってくれ、有り難いと思ってると。「お前のお陰で夢の続きが見れそうだ」って義経の台詞がぐっときます。そしてまたその2人の姿を見て、その関係に憧れる三郎。幾つかの事を通して、三郎が真の家来になりたいと強く思っていくのがよく分かって、それもまたぐっとくる感じ。 しかし結局奥州平泉まで、頼朝の追っ手はかかり、ここからは今までの戦闘シーンゼロを取り返すかのように圧巻な位の殺陣シーンの連続。大立ち回りで三郎と弁慶が頼朝の大勢の追っ手と戦います。義経に頼朝の考え(?) がテレパシーでもないんやろけど(笑)届き、この時代に生まれた以上、自分達2人はこうなる運命だったと、だからもう悩まず戦え、頼朝も弟とは思わずにお前を成敗する、的な感じなんだけど、滝が演じると、妙にこの頼朝のメッセージ(?) もソフトな感じに聞こえて、頼朝がさほど悪い人じゃないとか、嫉妬に狂った訳ではなく、時代の流れに呑み込まれ、彼もまた運命に翻弄される人間の一人だったのだという苦悩さえ伺える感じ。去年の横山頼朝は嫉妬に狂ったって感じでそれはそれで、そっちの方が勧善懲悪っぽくて、すっきりするというか、モヤモヤせずに見られた感じ? 滝は頼朝みたいな役をするにはクリーン過ぎるんでしょうな。 そして大立ち回りの見せ場は三郎→三郎の最後、弁慶→弁慶の立ち往生、義経→義経の自害の流れだったんですけど、もー皆上手くてね、この辺号泣ですわ(T_T) 三郎は義経様よりも弁慶より先に、逝く自分に無念だと言い、同時に幸せだとも言い、義経を守り、今命を落とす事になって、自分も義経様の立派な家来になれたと、お側にいられたのも、天下取りの夢に付き合わせて貰ったのも日本一の幸せ者だと叫ぶのがまた泣ける。で、死ぬ間際に「義経様!」と呼んでいたのが「親方!」という絶叫に変わるのがまた演技だと分かってるのに泣けました。勿論これは私が大変な風間ファンであるというのも大いに関係してますけど、やっぱ演技上手いんだもん!! そして絶命した三郎に駆け寄る義経と弁慶。この時の弁慶の「三郎も本望でございましょう」と叫ぶ演技もまためちゃくちゃ良かったです。 殿の描く夢の国までお供すると叫び、最後の最後まで殿を守って大立ち回りを繰り広げ、仁王立ちで絶命するシーンまでが、そうなの!!去年の可愛かったけどショボかった(爆)大倉弁慶とは違う〜!!そうなの!私はこーゆー弁慶が見たかったの!!!藤ヶ谷くんなんていうかもう、凄かったです。彼の「殿、おさらばにございます!」も胸を打ちました。大体去年の弁慶、へっぴり腰の頼朝にさっくりやられるんだもん(苦笑)そんな激弱弁慶嫌や〜!!!と叫んだのも懐かしい想い出です(笑)←その人ら観に2回も遠征したくせに。 弁慶が倒れ、最後に残された義経は、本当にこれで良かったのか?と頼朝に問いかけながら自害。去年みたく派手な館崩しもなく、セットはずっと地味なんですけど今年の方が鳥肌立つ感じでした。最後まで付き従ってくれた弁慶や三郎やこれまで自分に着いてきてくれた者への労を労いながら「まだ我らの旅は終わらぬぞ」と夢の国で夢の都を築き上げるまではまだ終わらない的な事を呟く義経のシーンも去年の自害シーンが動とすると、今年は静なんですけど、それがまた良かった。そして最後に頼朝の「この頼朝を許せ!」的な声が流れますが、頼朝の苦悩シーンが短い芝居の中ではどっちも悪くない、時代が悪かっただけなんだと全体をぼやけさせてしまうような感じ。短いし分かりやすく頼朝側を「悪」っぽく描いた方が分かりやすかったような気も。←去年はもっとそんな感じだった。 最終的には桜の花びらが散る舞台上で白馬に跨る義経、そしてそれに付き従う三郎と弁慶(声だけ)これ、最初の演出では三郎も弁慶もいて、義経に付き従ってる姿の演出だったそう。そっちの方が好評だったみたいなので、是非みたかったです、残念。 全体的に去年より華やかさに欠け、芝居部分は出てるメンバーがめちゃくちゃ少なくて、申し訳ない位なんですけど、風間目当てで行った私としましては大満足の出番でした。地味だけど演技派でまとめた感じですね。藤ヶ谷くんの演技はドラマとかでも結構好みだったんですけど、ここまで出来る人とは思いませんでした!見る目変わったわ!! 《ショータイム》 SADAME ステージ上でとっつーと河合くんが太鼓叩いて登場。キスマイはブレードで登場最初歌ってたよね??五関&塚ちゃんも出てきてました。Jrコーナーですよね?多分。 サムライ ここで滝が登場。滝を長いミラーで八方から円柱状に囲むような演出で、ミラー持ってるのジュニアなんだけど、これではジュニアが踊ってくれない(爆)!!! 愛想曲 去年と同じくバックダンサーは女性のみ>ガッカリ。基本的な印象は変わりませんが、滝が客席に赤のバラを投げる演出はなくなってました。 Jrメドレー(Hey!Say!7→YaーYaーyah→キスマイ→ABC……の順番だったっけ?後もあったかもですが1度では全然覚えられません) と言っても、東ジュの曲は皆目分からない役立たずですみませーん。でもHey!Say!はMステで歌ってた曲ちゃうからCWの方?ヤヤヤは新曲で、キスマイは「Good bye、Thank you」って曲らしいです。ABCは聞いた事ある曲だったので既存曲かと。後よく分からないんですけどJJとかも歌ってたかも?私…JJ辺りめちゃ弱いんです(構成メンバーの顔と名前が一致しない)高木が2回出てた気がするから多分JJでも曲あったかと。最後はジュニア全部で歌ってた気もするんですよね〜。あれは集団ジュニア曲? 運命 滝が赤のノースリ衣装で、バックに黒衣装のキスマイ。その後、ABCがとっつー&河合組と五関&塚ちゃん組で分かれてバックについて、最後に藪様&八乙女がバックにつくんですけど、この藪様のダンスが絶品!!こ!これに5千円!!と叫びそうになった位(アンタ誰観にきたの?)八乙女もダンス良くて、ヤヤヤは滅多にバック踊る事ないんだけど、そうだった、去年はこれで演舞城マジックで藪様にメロメロになって帰ったんだった!!!藪様の細っこい腕で(衣装はノースリ)腕の関節をカクカクさせる感じの(下手くそ過ぎな説明でスミマセン)振りが絶品!!!こ、これ映像化してくれ!!いやー藪様出てきたら大概好きな塚ちゃんも全然観られなくなる位ダンス絶品。手足の長い子に合うダンスだったんですねー。私、藪様と八乙女の長身手足の長いシンメ大好物みたいです>八乙女観られないけど(笑) イリュージョン ……短いショータイムでこれは必要なんですかねぇ。私ゃマジックに興味のない人なのでジュニア時代からこの手の滝ちゃんの演出時間は退屈してる人なもんで。でもお手伝いで塚ちゃんが色々してたのでそっちばっか観てました。 ダメ音頭 噂名高いダメ音頭もちょっと楽しみにしてて、短めの法被に(だって手足長いから)出てきた藪様に双眼鏡固定しようと思ったら、ショータイム部分の出演は綺麗さっぱり期待してなかった風間氏の姿を花道にて発見!!ギラギララメラメの水色の法被(∞とか着そう……)に中がショッキングピンクのTシャツに黒のパンツとゆーすんごい色の組み合わせでしたが、風間氏がですよ!?ジャニーズの中で踊ってる(驚)!!!!アナタ私がそんなもの観たの、2004年のSHOCKでMAに混じって踊ってた姿以来よ!!←カウコン不参戦の負け組なもんで……。だって、風間だよ?私ゃ愛ラブBIGで風間に嵌ったクチなんで、彼が数限りなくバック仕事こなしてた時期から好きだったもんで、でももう二度とジャニーズの中で踊る風間見られると思ってなくって、思わず泣きそうに感動。ダメ音頭だから勿論振りも簡単で、めっちゃ流して踊ってるんですけどね、風間って踊る時に顔の角度とかちょっとすました感じで、斜め視線で踊る癖あるんですよー主に格好付ける時(爆)それがね、健在で、嬉しいやら懐かしいやらで、他がもう全く見られなくなりました。だって他の子らはどっかでまた見られるもん。踊る風間なんて激レアなもの見せてくれて滝に感謝感激です!!!そういや河合くんととっつーは基本太鼓係らしく、この曲でも太鼓叩いてましたわ>そん位しか覚えてない。藪様も可愛かったんだけど殆ど見られなかった〜残念(涙) epilogue&挨拶 最後は五条大橋のセットが真ん中に、出演者は全員白のタキシード姿で登場。普段はキスマイなんですけど、この時は藤ヶ谷くんと風間が五条大橋の上に立つタッキーのすぐ両脇にシンメっぽく立ってました、挨拶とかは別々なんですけどね。順番ちゃんと覚えてませんが、最後らへんが藪様&八乙女→風間→滝で終わりみたいな感じ。パンフの掲載順的な感じですかね。そしてこの曲でもゆっくりした振りだからか、風間が踊ってて、また感動。簡単な手だけの振りなんですけど、もう風間の踊りとゆーものに死ぬほど餓えてましたもんで、感動に次ぐ感動。なんで私これ通えらんの???アホちゃうん??と自分に突っ込みたくなる位。 ああ、―――永遠に見ていたかったです(怖) そんなこんなの簡易&感情も視野も偏りまくりの演舞城レポでした。つーかただの感想ですね、スミマセン。去年と比べて大本命の風間氏出演という事で、思ってたより出番多かったし、扱いよかったし、あまつさえちょっとだけ(笑)踊ってくれたりもして、滝ちゃん神!!!と本気で思いました。これ、再演してくれるんだったら今度こそそれに焦点当てて、これからのコンとか舞台の参戦割合検討します、本気で。台風というアクシデントあったせいもありますが、たった1回の観劇になったのが悔やまれてなりません。 舞台もセットも去年に比べたらちょこちょこ地味な感じになってるトコ(特に2幕の芝居)も多く、ショータイムも去年より短かった……よね?多分?でも今年の方がずっと楽しかったです。それにしても思った!出演者皆、明らかに城が始まって痩せた感じで、城で太れるのは多分、ヨコと大倉だけなのでしょう(爆)風間はあんまし踊らなくても、あの人、芝居だけでどんどん痩せていく人だからなぁ……体質もあるんだろけどさ(笑) |