ANOTHER


2002年8月4日〜25日 大阪松竹座 第2幕 詳細レポ


第二幕
sceane7
20分の休憩後、再び上がった幕の下。舞台上には島の住人たちが集まり、両袖から灯りを持ったキララとセーニャが登場。そしてやはり花道には同じ灯りを持ったすばるが出て、ゆっくり舞台へと近づきます。太鼓の音と共に一部関ジュ(前述の福原三宅大倉伊藤辺り)が踊り出す。客席前方の左右それぞれからヤスとマルが現れ、舞台上で行われている儀式をこっそりのぞき見しているという設定。セットは一部最後で出てきた墓場で、先程笑いを誘った巨大な墓の前ですばるが大倉と伊藤に両脇を抱え上げられ、宙に浮きます。で、何をするのかと思えばそのまま着地し、墓の横を通って後ろに回る。…なんか意味あったのか?今の動き。大倉伊藤の土台(MA秋山@ヒッパレ)の印象を残したのみ。すばるが「魂よ、安らかに眠れ」と唱えると炎が浮かび、キャーっとばかりに逃げ出すヤスマル。もちろん両側通路を通るので客席すぐそばを走るのですが、演技上必死の形相を浮かべている(=ブサイク)ため、ありがたみも何もありません。
そこで舞台のセットは反転し、裏側はお馴染み漂流チームのくつろぎ場。いったん場外へ出た二人は今度は花道を駆けて「大変やー」と叫びながら戻ってまいります。「どうした?」とシンゴが声をかけるとヤス「昨日見たのは夢やなかった」マル「あいつらが集まって変な踊りを踊っていた」と報告。そこで確かに漂流した日にはいなかった彼らがどこから来たのかと言う話になり、近くの島から来たのでは?との仮説にマルが「船が泊めてあった」と証言。それを聞いた一同これで帰れると大盛り上がり。しかしシンゴは「船を盗むんか!?」と反対。「そんな小さな船で日本まで帰れるわけない」と船を見たこともないのに主張。いや、クルーザーで来れた距離だし大丈夫だろ。あくまで反対するシンゴがユウともみ合いになるところをヒロが仲裁をかってでるが、敢え無く決裂。(役立たず)あげく「あいつのことなんかほっとけ」と他三人で右袖へ捌け、残ったユウにシンゴ「お前も早よ行け」ユウ「一緒に行こう」シンゴ「俺はええから」ユウ「お前も一緒じゃなきゃ船が出せない!」ジャーン、音楽が流れ感動のシーン。ユウに手を取られ、連れて行かれるシンゴ。
sceane8
seane1で使ったスクリーンが下り、雷と雨の効果音。「また嵐やっ!」と説明セリフも入り、どこまで運が悪いのか、またしても嵐に遭う6人。白いフリルブラウスに白ズボンのリョウが現れ、「神よ、彼らを救い賜え…」と応援。その割にはシンゴに「ここでがんばらな、いつがんばるの」などきついセリフを浴びせるところが亮ちゃん本人のキャラか?花道からキララが飛び出し、それを追いかけるすばる「何処へ行くつもりだ」この詰問口調がかっこいい!キララに答える間を与えずに「あいつらを助けるつもりか?放っておけ、彼らは罪人だ。これは天が与えた罰だ!」至極ごもっともな意見にも言うことをきかないキララ。彼女がシンゴに首飾りをあげたことに拘るすばるに「そんなこと関係ない」と手を握って色仕掛け。そのくせぎゅっと握り返されると慌てて手を離す。あぁ、もったいない!(心の叫び)それでもほだされたのか、すばるも助けてくれることに。左袖に捌けたキララを見送ったすばる「俺は…お前のことを…」と押し殺すように呟き、「ちくしょー!」と右袖へ走り去る。ステキ…。
sceane9
後半はやけに展開が早く、気がつけば島の海岸。目覚めたシンゴが辺りを見回すと投げ出された仲間とそれを囲む島の住人。シンゴたちが作った家の上で、後ろを向いたまま腕を組んで仁王立ちのすばる。その中でキララ一人に「あなたが助けてくれたんですか?」とほざくシンゴもどうかと思う。当然皆で協力して助けたと言われ、礼を述べるシンゴ。つられてマルかヤス辺りも礼を言うものの、舞台右手前に座るユウはそっぽを向く。
「命を簡単に投げ出すものじゃないわね」と突然口を開いたセーニャこと湖条千秋女史(元宝塚)さすがのヅカ発声。改めて礼を言ったシンゴが「日本人なんですか?」と尋ねると「だったこともあるわ」と意味深な答え。どういうことか再度尋ねると「私たちはあの国を捨てたの。今はユートピアの住人」と言われ、久々喋ったイチ「ゆーとぴあって何?」とこれも個性と諦めるしかないのか棒読み質問。ユウ「なんで俺の方見るねん」と顔を背ける。更に質問しようとするシンゴを遮って振り返ったすばる「お前達に説明してもわかるまい」と飛び降り、「セーニャ、こいつらどうします?」それを聞いたユウが「どうするって…どういうことやねん」と言うやいなや「殺っちまおうぜ!」って福原!?えぇ、アナタそんなキャラなの?
「あななたちは罪を犯しました」と言われ慌てる6人、シンゴ「俺たちの話も聞いてください」ユウ「俺たちはただ帰りたかっただけや!」と弁解。(になってないが)考えてみると盗みをしといて罪の意識が全くないってものそら恐ろしいし、その意識があったくせに「帰りたかっただけ」なんて理由が通じると思っているシンゴも質が悪い。すばるに「言い訳はみっともないぞ!」と一喝されるのも当然のこと。ここにきてまだ「罪って…たかがちっぽけな船一隻のことやろ!」と開き直るヒロは万引きが見つかって「金払えばええんやろ」と嘯く中学生。間髪入れずに「そのたかがちっぽけな船が俺たちには大事な船だ!」とすばるが怒鳴りつける場面が今回の舞台の中で私が一番好きなシーンです。
「…謝ります」と言うシンゴに「形だけ謝ればそれで済むと思っているのか」とすばる、そこへ「こいつら話の分かるヤツちゃうで」とユウ。舞台真ん中に三人整列で、それだけで感涙ものです。逆ギレしたユウ「俺らはただ帰りたかっただけやっ!」とすばるに詰め寄ると「何だ?その口の利き方はっ!」ドカッ!ここから島の住民vs漂流組の乱闘が始まり、ケンカダンス。福原以下関ジュをバックにつけたすばると横ヒナを始めとする6人の圧巻のダンス。アクロが得意な面々はここぞとばかりに披露。そんな中で内くん一人やらない方がマシな側転をしておりました…。
ケンカが佳境に入り、やはり多勢に無勢で漂流組がやられそうになったところでセーニャがストップをかけ、納得がいかないすばるを押し止め仲裁。渋々引き下がるすばるが片手を上げ、島の男達を仕切る姿はかなり男前です。「気が済んだ?暴れたかったんでしょう」と漂流組も宥めたセーニャが自分たちが何者かを語り出す。50年前に広島に原爆が落ちたことを知っているか聞かれ、知っていると答えたシンゴに小声でユウ「何?何の話?」シンゴ「戦争の話や」広島は街ごと吹っ飛んだと説明するとユウ「知らんわ、そんな古い話」すばる「やっぱりお前は何かが足りないようだな」客席微笑。「何やと」とまた憤るところをマルかヤス(この二人の行動はよくごっちゃになる)に止められ、再び座るユウ。
当時母の胎内にいたセーニャは生まれながらに放射能に冒されており、それは娘のキララも同じ状態だと説明。被爆告白よりも二人が親子と言うことに驚くシンゴ、人の話を聞け!ここにいる子達も同じように両親が被爆者で、生まれながらに放射能に冒されていると言われ、立ち上がったマル「その放射能って、なんかヤバイの?」すばる「死を呼ぶ悪魔さ」…70歳を回った喜○川氏に言うのも酷な話だが、もう少し日常会話に近づけた脚本を書けんものか?喜○川脚本にて多用される言葉ベスト3、悪魔・幻想・亡霊、これをもうちょっと柔らかく…話が逸れましたが、放射能によっていつ死ぬともわからない身体だと言われ、ヒロ「じゃあここにいる人たちみんないつかは死ぬ…」そりゃあいつかは死ぬだろうよ、あんたも含めてな。しかしそんな些事にはこだわらず「はっきり言うな」と苦笑いのすばる、男前〜って彼に関してはこんなことばっか言ってますな。そこでシンゴ「でもそんな人には国が何かしてくれるんじゃないですか?」と立ち上がるが、僅かな金だけ与え、胎内被爆者の子供には何の補償もないと言うセーニャ。「後は苦しみ抜いて死んでいくのをただ見てるだけらしい…心ない国だよな」と岩に足をかけるすばる、かっこ…(以下省略)。振り返ったすばるが「だから俺たちの親は日本と言う国を捨てた」と吐き捨て、キララが毎年8月6日はこの島に集まって慰霊祭を行うと説明。そこで「あー、あの時の変なヤツ!」とすばるを指差すマルに「シッ、バレるやろ」とヤス。ここでも元はヒロのセリフのため、ヤスとマル二人の位置が舞台の端と端で不自然。(ヒロはマルの隣位置)話の腰を折られつつも、だから同じ運命の者で集まり、残された時間を楽しく生きていこうと決意した、と説明しきったセーニャお疲れさまっす。またしても立ち上がったのはマルで、「ユウさん考え込んで、どうしたんですか」どうやら彼は実際のキャラを生かしてか空気を読めない役柄らしい。ユウ「すごいなぁ、思て。いつ死ぬかもわからんのに今を一生懸命生きようとしている」ヤス「そうか?」ヒロ「そうやな。俺ら日本におるときは何も考えんと生きとった」そうやろな…と心の中で突っ込み。「同い年くらいやのに、お前はすごいわ」とすばるに和解を申し込むユウ。すばるが一歩前へ出る。
すばる♪「想いさえ抱きしめられたら」
劇中歌唯一生歌のすばるソロ、1フレーズ歌ったところから島の女達役の女性ダンサーのダンスが入ります。
すばる達の生き方に感心したユウ「体の中の悪魔になんか負けるなよ」軽く微笑んでユウの肩を叩くすばる。「さぁ、薬草を採ってきて」とセーニャが呼びかけ、島の住民に傷の手当てをしてもらう6人。シンゴはキララに、ユウはすばるに、マルは福原に、後は…見てません。(正直)ここですばるがぶっきらぼうにユウの腕に薬草を塗りつけ、彼の持っていた布を引き裂いて包帯にするシーンは不器用な男らしさが出てて、ちょっとステキでした。
一方キララに手当をしてもらっていたシンゴは腹のアザを尋ねられ、生まれつきで父親にも同じ位置にあったと説明。それを聞いたセーニャが「あの人と…同じアザが!」といきなり場面暗転中ピンスポ、シンゴは日本に生み残してきた自分の子供だと確信する。いきなり「お父さんは元気?」「お母さんは?」と不自然な質問攻めに合いながらも一応「父は亡くなりました。母は小さい頃姉と一緒に事故で…」と答えるシンゴ。しかしそのセーニャのあまりの動揺ぶりにキララもシンゴも各自ピンスポつきでシンゴの出生の秘密に感づく。皆さん大げさ演技炸裂ですが、特にヒナの肩に力の入った身振り手振りが印象的。「あの人が俺の母さん?じゃあ俺の身体にも悪魔が…?そしてキララは俺の、姉さん!!」
sceane10
岩場に座って海を眺めるシンゴにキララが声をかけ、互いの身元を探り合う会話。シンゴに会えたおかげで生きる勇気が持てたと言うキララ「だからシンゴも負けないでがんばって。例え…」シンゴ「例え…何?」キララ「…ううん、なんでもない」あの母にしてこの娘あり、あなた方失言が多すぎます。続いて喋りだしたシンゴは勢い余ってキララに告白。キララ「私もシンゴが好き。でも私たちは…」そこへ「おーい、キララー」とすばるの声。
右袖から現れたすばる「キララ、セーニャが呼んでるぞ」さっとシンゴから離れてすばるの来た方向へキララが引っ込むと、シンゴもどこかへ行こうとする。それを引き留めたすばる「ちょっと話さないか」シンゴ「…ええけど」おっと、修羅場?
しかしそんな心配したことはなく、友好的な態度のすばるはキララがシンゴに会っていい方に変わってくれることを望む。「キララは死を怖がっているから今を生きることができない」と言うすばるに「仕方ないやん、体の中に放射能って悪魔がおるんやから」と庇うシンゴ。「俺だって…」と口ごもるとすばるに「お前の体にも悪魔が?」と聞き返され、慌てて否定するシンゴ。やはり血は争えない失言癖。「脅かすなよ。俺たちだけさ、何も罪を犯していない死刑囚は」と遠くを見つめるすばるに「お前は強いな」とシンゴ。「俺だって死ぬのは怖い。でも怖いと思ったら生きていけない。負けたくないんだ!」とすばるが叫ぶ。と、そこへ右袖から「おいおいおいおい、なんやこの味気ないデートは」とユウ、「どうせ俺たちの悪口でも言ってたんだろ」とヒロが登場。
「そうや」とシンゴが答えると「ホンマか!?」とショックを受ける二人、久々のアドリブポイントなのでヨコが張り切るのなんのって、顔がくっつきそうなほどヒナに近づき「近い!」と叩かれる始末。「嘘やって」と言われて安心し、「俺がどんだけお前らのこと好きか知らんやろ」と拗ねた口調のヨコに、「死刑囚の話さ」役柄上どんなアドリブされてても加われないかわいそうなすばる。ポツリと「でも君たちはいいな。この島と日本、二つの世界を見れたんだから」ちょっとタイトルに則したセリフで物語り終盤の予感。「じゃあ一緒に日本来たらええやん」と軽く口にするユウに「でもどうやって」とヒロが突っ込むと、「方法は、ある」とすばるが言う。そこへ「セーニャから話がある」とキララが呼びに来て、皆が右袖へ捌ける中、シンゴ一人左袖へ。
sceane11
漂流して最初に流れ着いた場所に皆が集まり、右袖からヤスマルが「やったあ〜」と叫びながら登場。「ホンマに帰れるんか?」と誰か、ヒロ辺りか?(レポではなく予想)が言うとイチ「ハリオスさんが嘘言うわけないやん」…あんた、いつからそんなハリオス派に?長い物には巻かれろ、その場で一番強い人間に取り入るイチ、ある意味一番恐ろしい…。そこへ花道から登場したシンゴ、「どこ行っとったん?」と聞かれ「ちょっとな」と言うものだから何か伏線になってるのかと思いきや、何でもありませんでした。無駄の多い脚本だ。皆が説明しようとするのをユウが遮り、俺のおかげで日本に帰れることになったと主張。ヒロが間の空いた不自然な突っ込みを入れ、代わりにセーニャが日本から来る時に使っていた船を貸してくることになったと説明。そんな大きな船どうやって動かすかとシンゴが問うと、セーニャが「ハリオスは大きな船の操縦が得意なのよ」と口を挟む。そこで「俺たちも日本へ行く」と言うすばるに「俺たちって?」と尋ねると「俺たちは俺たちさ」とすばるの後ろから三宅と福原が。「イリスとコムだ」お前らも来るんかいっ!けれどシンゴは島に残ると言い出し、「ひとりぼっちの俺の居場所はセーニャとキララがいるこの島かもしれない」と言うが、二人に「シンゴはひとりぼっちなんかじゃない」と反対される。そこで皆に「ひとりぼっちなんて寂しいこと言うなよ」と言われ、イチには「シンゴさんいなくなったら突っ込む人おらへん」と懇願され、あっさり前言撤回するシンゴ。それなら父親の骨をここに埋めて欲しいと願い出て、それもセーニャに「華やかな都会で暮らした人だから喜ばないわよ」と言われ、ならば「俺が死んだらここに埋めてください」そのやりとりを遠目で見ていたヤスが「シンゴさん、もうお墓のこと考えてるん?」と茶々を入れ、その話は曖昧に。結局シンゴの主張は何一つ通らないまま、ユウ「俺この島のこと絶対忘れへん」ヒロ「辛いこともいっぱいあったけど来て良かった」と締めムード。「それじゃあ行くか!」とすばるがかけ声をかけ、セーニャに向き直り「冒険の旅に出ます」と言う姿は正に若長!続いて福原三宅も「行って来ます」みたいなことを言ったのか、もしかしたら会釈しただけだったかも。
sceane12
リョウの墓の前に立つシンゴ。花束を供え、片手にバナナを持って「お前バナナ好きやったもんなぁ」と語り出す。「こんなとこでゴメンな」と言いつつバナナの皮をむいて「一口だけ」と言って一口で全部食べるのがお約束。(ミニサイズのバナナだからできる芸当)墓前にバナナのへただけ残して「俺たち日本に帰れることになってん」と報告を始めると墓が開き「シンゴさん!」とやはり白ブラウス白ズボンのリョウが登場。「リョウ一人残してゴメンな」と言うシンゴに「また来てくれるんやろ?」とリョウ。「絶対来る。お前のお母さんも連れて来る」と約束するシンゴ。ここでハッと我に返り、一体リョウのお母さんにどう申し開きするつもりなん!といらぬ心配をする私。一旦そんなこと考え出すとハリオス達だって国籍なしじゃ税関通れないぞ、密入国か?と心配の種は尽きません。最後の別れが済んで、シンゴ「元気でな」リョウ「元気でなって…俺もう死んでるんやで(苦笑)」…やはり設定時の性格とかなり変わってませんか?リョウ!墓から下りてリョウが舞台中央に行く間に音楽が流れ出し、曲がスタート。
リョウ♪「冷たく吹きすさぶ」
すでに客席からは手拍子が。リョウを追いかけてバナナを渡したシンゴは後ろに下がり、受け取ったリョウは上から下りてきた白いブランコ(他公演でも多数使用)に乗って引き上げられます。後ろから船がセリ上がり、すばるを真ん中に両端に福原三宅、間に他漂流組が乗っているのですが、観客の視線はブランコの亮ちゃんがバナナを食べる姿に集中。曲が終わるまでに一生懸命食べ終わろうとしているのがかわいくて、騙されているのが分かっていても毎回客席からは「かわいいー」の声が。
シンゴも船に乗り込んだところですばるが「さぁ、大海原へ出発だ!」この舞台、主人公はヒナに違いないんですが、印象に残る場面とか、決め台詞とかは全部すばるが持ってちゃってる気がするのは気のせいでしょうか…。
ここからはキャストの挨拶。亮ちゃんが頭上に残ったままで次々舞台上に現れては一礼して去ってゆく、この絵面ってかなり異様だと思うんですが、ジャニ舞台においてはそんなことくらい大したことじゃないんでしょうかね…。まずは衣装のままのすばるが福原三宅を率いてバックには上下白の関ジュの面々(正に宝塚かジャニーズか)。続いて女性ダンサー陣、ラメ衣装の横、この辺から順不同のヒナ・内・安丸浜中は三人まとめて、そしてキララが挨拶する頃ようやくブランコが下りてきて、セーニャの後に亮ちゃん。宙づりの間もずっと拍手をしている姿が愛おしかった…。
亮ちゃん♪「大切な場面が」
内くん♪「例え色あせても」
すばる♪「あの人の言葉を忘れない」
ここでまた全員が揃い、「旅立ち」を大合唱。ちょっと切りづらいんですが、第二幕はここで終了。

ショータイムへ→







本来はヒロとマルのはずが内くんが足を痛めて以来安っさんが代わりに。とは言え三週間の公演中二週間を安っさんがやったので、ここではヤスにしときます。









しかしもともとヒロの役目だったため、すばるたちが現れた時その場にいなかったヤスが言うのはおかしいセリフ。私が本来の配役でこの件を見たのは初日と24日二部、千秋楽のみでした。






中日辺りは口内炎でセリフが言いにくい様子のヨコ、この感動のセリフも滑舌ひどかった。




それにしても喜○川氏のこのフリル好きの趣味だけはどうにかならぬものか。まだ亮ちゃんは似合わないこともないが、世にも悲惨なことになっている人(デビュー組Jrかかわらず)多数。少なくとも安っさんのこの舞台時期の髪型ではムリ。


この握手欲しさに最前だの花道横だのを押さえる人(含自分)が山ほどいるというのに…。















浜中くんかわいいんだが…。
初日の感想「中日くらいにはどうにかなってるやろ」
中日の感想「…楽までにはもうちょっとマシになってるやろ」
楽日の感想「……来年もまた舞台やる言ってるし……」






自分の子供がこんなことほざいたら引っぱたきます。








どんな話の分かる人でもお前らの味方はできん。









見渡したところセーニャ以外に大人がいないので、とりあえず彼女が仕切り、次期島長?がすばるといったところでしょうか。













もちろんこのベスト3の言葉は今回の舞台でもふんだんに使われております。













ここでセーニャに「イリスもコムもね」と同意を求められ、初めて役名が出た三宅福原。しかしパンフにはイリス役で記載されている福原…。(誤植らしい)










2フレーズ目の歌い出しがいつも苦しそうなのが残念。でも生歌がこれほど安定しているのは彼ならでは。インカムのマイク部分が肌色なのが細かい気配り。


24日二部では横とすばる二人とも笑っていて、アドリブ無しのすばるには大変珍しいことで、得した気分。何かここで吹き出すネタがあるらしく、楽日も耐えきれず笑ってました。




































内くんにはヨコの仕込みが入ったらしく、両手を広げてオーバーアクションにて「どうせ僕たちの悪口でも言ってたんだろ」(標準語イントネーション)で体をピタ!と止めて笑いを誘ってました。























24日二部では薬草シーンで一度崩れてしまったためか、最初っからすばるは笑いを堪えている様子で、ここに至って「イリスとコムだ」のセリフが言えませんでした。
おもしろがった横が「ハリオス何笑ってんの?」と聞くと「楽しみなんだよ!」と返す。私が見た9公演中、後にも先にもすばるのアドリブはこの時のみでした。
中日ら辺ではイチ「そんなこと言っても帰る設定になってんねんから」と言ってました。設定って…。




ヒナ熱演中右端にいる5人でひそひそ、横仕込みのアドリブ相談。ヒロ「来て良かった!」で腰に手を当て大股立ち、続いてイチも「来て良かった!」と同じ仕草。さすがに楽日はやってませんでした。


楽日小道具変更そのBバナナに変わって“海苔がいっぱいついたおにぎり”さすがにそれは食べずに墓前に供えてました。















テーマソング「旅立ち」
この曲を始め、劇中歌どれもいいので、是非PZのように舞台CDを出して頂きたいものです。

楽日では普通サイズのバナナを渡されたため、必死で食べてました。食べ終わると皮をズボンのポケットに入れるんですが、いつもとサイズが違うためポケットがパンパンに(笑)。他、14日二部では下にいるヒナにバナナのへたを投げつけてました。













総論:仏頂面がやけにかわいく見えた舞台でした。


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