DOUTONーBOYS

関ジャニサマースペシャル&スペシャルコンサート

2003年8月2日〜8月24日


「DOUTON BOYS」お芝居部分の詳細レポです(笑)

■第一幕■

OP「DREAMIN‘ BLOOD」

文・室・桐山の後ろから内が登場。黄緑のスーツに黄色い羽がびらびらついた衣装。一階桟敷左右から安丸、二階桟敷左右が横ヒナ、当然ステージ中央には既出の内の他すばる・亮が並んでボーカルトリオ、その後ろに地味にドラム大倉。

ヒナ「僕たちにまた8月がやってきた」横「覚えてますか」ヒナ「関ジャニが歌って踊ってトークして」と三流ドサ回り芸人風挨拶でスタート。この時点でジャニーズ舞台のOPじゃないよな…。

曲が終わると舞台は突如照明が落ち、左隅だけほのかにスポット。そこに黄緑衣装のままのVW四人が集まり、内(化粧濃ゆし)の第一声「イメージの世界では、俺らめっちゃいけてんねんけどなぁ」たったこれだけのセリフで、客はさっきの曲が彼らの空想の話だとゆーことを理解しなくてはならないらしい。そして安「いつになったら夢の松竹座でコンサートできるんやろ」丸「でも松竹座って歌舞伎とかやるとこやろ?」普通はそうです。が、内曰く「それができんねん。タッキーかてあそこでMASKとかやってんで」それにはタッキーだけではなく、お前と同じグループのMC専門男も出ててんで…「秋山の代わりは横山しかいない!」って言われて、客席の爆笑とサンチェの怒りをかっててんで…。

しかし全体的にVWの四人は滑舌が悪く、せっかくの芝居スタートの場面にもかかわらず、非常に台詞が聞き取りにくかったです。(いきなりダメ出し)

一方横ヒナすばるの三人はVWが引っ込んだ後、今度は右隅から登場し、こっちは私服っぽい衣装に着替え済み。すばるが黒、ヒナが赤のTシャツで、横山がストライプのタンクトップ。同じくヒナ「イメージの中では〜」から始まる会話、すばるに向かって「ハリオス」と呼びかけるのを聞いて、そう言えば昨年舞台ANOTHERの続きだったことを思い出す。たった一年の在阪ですっかり大阪弁もマスターし、独り言まで関西訛りのハリオス(あり得ねぇ)をボーカルに、向こうがVWならこちらは横山曰く「お客が来る来る、カムストック」ってことですが、ストックと聞いてイメージするのは在庫…COMEストック…在庫処分?(痛)同じくこちらも行き詰まり、「がんばり方がわからへん」とお悩み中。

そして舞台は暗転し、セットは楽屋裏へと早変わり。「神さまー」「仏さまー」「憧れのビートルズさまー」と、VWは今日もオーディションに落ちたことを壁に貼ったビートルズ(喜多川氏世代の音楽の神様?)のポスターに報告。

しかし内「優勝したグループより俺らの方がずっとうまかったわ」反省の色無し。「衣装なんかダサダサやったでー」と言いながら丸山、欽ちゃん走り。それを見て必死で笑いを堪える内が激プリティ。そこへ乱暴に押し入ってきたカムストック、横「誰がダサダサやってー?」で、一斉に皆の視線が集まり、横「はーい、ダサダサ」と脇を隠して片手を上げ。(このポーズに何の意味が…?とりあえず恥ずかしい)それを見て笑うメンバーにキレた横山、パイプ椅子を振り回し、皆一斉に避難。

横「びびった?」丸「ちびったー」安「ちびった通り越してもれたー」良かった…この台詞が亮内に回ってこなくて本当に良かった…。(そんなもん来ても拒否りそうだが)それに対して横「そうやな、お互い予選にももれてしもたしな」内「おいおい話はそっちへ行ったんか」横「時代のテンポは早いんやっ」

オーディションに落ちたカムストックは100位、VWは辛うじて二桁代、といっても99位。お互いデビューにはほど遠く、すばる「それにしても俺らのデビューは遅すぎる!」と自虐ネタ。初日は笑いを取ったものの、次に見に行った時には大した反応もなく、客席のリピーター率が窺える。

ともかく散々たる結果に、すばる「お互い何かが足れへん言うことや…」とちょっとシリアス顔。去年のハリオスの勇姿を思い出してときめきかけたところで、横「足れへ〜ん」と妙な動きに、やっぱりKIGEKIに逆戻り。更に再度キレた横山が椅子を蹴飛ばし、慌てて避けるのが一番危険な位置にいる大倉。これも絶対稽古では二、三回当たってるよな…。内はそれより大分安全圏にいるにもかかわらず、本気で怯える顔が激プリ(短縮形)。

それを見て安「ユウさん、それですよ!見てる人をあっと驚かせるパフォーマンスが足りないんですよ!」横「コンパクト言うやつやな」ヒナ「インパクトや!」すばる「俺ら三人が醸し出す強烈な個性…」ヒナ「かぶってんねん!」(すばるがヒナの前で両手を広げたので)と、予定調和のツッコミ。

ヒナ「こんなときリョウがおったらなぁ」横「あいつ、歌うまかったもんなぁ」といきなり死者の思い出に現実逃避し出した二人に合わせるように皆で「あれから一年かぁ」と去年の夏の大冒険(前作ANOTHERのこと)を思い出す。そこでサラリと横「俺のオカンなんか『ユウが生きてた!バンザーイ』言うて、そのまま固まって死んでもた」ってー、そんなことそんな冗談交じりみたいな口調で言っていいんですか!?初見のお客さんの中にはそこでザワザワと騒ぐ人あり。(当然だ)

とまぁ、そんな感じで話題に出た亮、ここで満を持してご丁寧にも白い三角布を頭に巻いて手にはバナナを持ち、楽屋セット上に登場。ヒナにエールを送る。

しかしドラムのヨシくんは昨年の島の男1とはまた別の人なんでしょうが、いっしょになって思い出してるっぽいのがいい加減な設定。

VWの敗因はいまいち曖昧なものの、カムストックは横ヒナのハモリがすばるの足を引っ張っていると内が明言。練習不足と言われ、ヒナ「99位にそんなこと言われたない」と逆ギレ。なんでもフリーターの三人は大学生組VWほど練習時間が取れないため、別々にグループを組んだとのこと。

そこへ舞台左袖からイチ役の文が率いるBOYSが現れ、「100%勇気」を披露。「いい加減夢見るのは諦めたら」と7人に説教をたれるBOYS。「イチ兄ちゃんも何か言うたって!」この文とBOYSの関係が不明。兄弟のわけないだろうし、近所の子供を引き連れて遊んどるのか?

そこでアラームが鳴り、腕時計を見た真鳥「おい、こっちは現実の壁が牙向いてるで」周りから「意味分かって言うてんのか?」とツッコミを受けつつ、塾へ向かうと一斉に左袖に捌けるBOYS。一人残った文「今からでも遅くないから現実見ぃや」と言い残し、ベンチに飛び乗り両手を上げ「じゃ!」と捌ける。

そこで内「一年前はイチもかわいかってんけどなぁ」(お前もな)とため息をつき、そこから再び思い出話に。

今回妙に力が入っていたと言われた横「わかるか?もうすぐオカンの命日やから、どうしても予選突破しかったんや」すばる「だったらなんで応募曲に無理矢理安来節をアレンジしたん?」の疑問に(すでにナチュラルに大阪弁ハリオス…)横「オカンが得意やったんや」どんな理由やねん。

そんな横山の前に安来節を踊りながら楽屋セット上にオカンが現る。それにしてもユウの親と言うなら、どう計算しても4,50代、それでモンペ着て安来節はないだろうがよ。喜多川氏は一体大阪人を何だと思っているのか

そこで賑わいにつられたように、一旦捌けたはずの亮がなぜか腰回りに足つき絨毯を装着して再登場。絨毯に乗ってる演出ですが、作り物の足の短さは安田サイズ。

幽霊セットを脱ぎ捨て(白い三角布を頭から引きはがす時の仕草がステキ)「約束」を歌いながら天界から降りてきた?亮「歌はこうやって歌うもんや教えにきてん」何様ーー!?去年のリョウはこんなキャラ設定でしたっけ?

突然現れた亮の顔を見て、すばる以外の一同びっくり。なんと彼は一年前に死んだはずの亮に、名前も顔もそっくりだった!…と、前作では亮が自殺してからの登場だったすばる(ハリオス)が彼の顔を知らないと言う設定はつじつまを合わせてるのに、大倉に対しては無頓着。ここでも顔も名前も知らないはずのヨシくんがいっしょになって驚いてました。

ともあれ、すばるは亮の顔を知らないと言うことなので、皆が何を驚いているのかとマジマジと亮の顔をのぞき込む。すばる「それにしてもキミ歌うまいねぇ」亮「ありがとうございます」そこで横内並んで、「まぁ、俺とどっこいどっこいやけどな」

歌の上手い亮をお互いのグループに入れようと奪い合い、横ヒナすばる「あっちは一人足りへんファイブウエスト!」VW「あっちは頭足りへんカムストック!」と罵り?合う。そこで内「へたくそアカペラハーモニーグループ」(推測)ここ、初日から一度もまともに聞き取れてません本人もこの早口言葉(内にとっては)を放棄してるようで、いつも途中から何語かわからんような言葉に変換される。

結局亮はVWへ入ることを決め、カムストックの三人は負け惜しみを言いながら退出。すばる「オープンカーに乗って颯爽と帰ろっ」それを聞きとがめた安「乗せて」と頼み込むが、すげなく振り払われる。

が、大方の予想通りオープンカーとは自転車で、初心者マークをつけたすばる「俺まだ自転車怖いねんっ」とかわいこぶる。(卑怯!)ヒナは自転車で花道を抜け、すばるは「近道しよっと」と舞台右へ向かい、最後横山もそれに続いて右袖に捌ける流れ。

舞台の照明が落ちたところで、一人残った亮が上を見上げて「こんなもんでええかなぁ?」と呼びかけると、二階右側客席に「ご苦労さーん」とオカン登場。なんと亮はユウのオカンに頼まれて、行き詰まった7人を奮い立たせるためにやってきた天国からの工作員だった!(失笑)

亮「でもユウさんにきついこと言うてしもた」と、ちょっと心にもない反省をしてみると、オカン「あれくらいでちょうどええねん」と宥める。これからどう展開するのかと思いきや、「頼んだでー、リョウくん」と言い残し、思いっきり他力本願なオカンはあっさり引っ込んでしまったのでした。

場面は変わってカムストック三人のバイト先である自動車修理工場。見るからにヤ○ザちっくなおっさんから預かったベンツを三人で修理しながら、横山は自分の歌がけなされたことを憤る。三人とも修理工の衣装が似合いすぎ(笑)。

下手くそだとバカにされやけになった横山がせっかく修理したベンツのボンネットの上に飛び乗り、車は煙を噴き出す。すばる「なんとかせなアカンなぁ」横「ごめんなさい!(逆ギレ)」すばる「車のことやない、俺らのことや」

そこで横「それにしてもあいつ歌うまかったな」と亮の話題になり、ヒナ「リョウが生き返ったかと思った」と言い出す。ヒナ「俺今でも夢に見るねん。リョウがバナナ食べながら『シンゴさん、シンゴさん』ってまとわりついてくるのを」それは大分妄想が入ってますな…。

まだ愚痴る横山にすばる「夢に向かって食い扶持稼ぎ」ヒナ「ベンツに乗れる日を夢見て」すばる「今日もお仕事がんばりましょう!」横「お前ら、ええこと言うなぁ〜」でイントロが流れ、ボンネットに顔をつっこみながらすばるが「花唄」を歌い出す。途中から横山が思いっきり音程をはずして参加し、「誰や、さっきから音外してるヤツ!」と自分で振って、すばヒナ「おまえや!」とつっこまれてわっと泣き出し暗転。

しかし伴奏は鳴りやまず、花道から亮と内が手をつないで(!)出てきて続きを歌う。初日にはこんな演出(お手々つなぎ)なかったのに、いつから…?

照明がつき、舞台は浪速音楽大学校門前、VWのファンが集まり拍手喝采。そこで文が「ここでの人気は実力とは無関係やで」ともっっすごい!棒読みで批判。言い回しはともかく「格好ばかりで心に響いてこない」と水を差した文「女の子はヒロさんの顔しか見てませんよ」と言うと、内「やっぱりそうか?俺の名はヒロ。ちょっと伸ばせばヒーロー。スターになる星の元に生まれてきたんや」さ、さっぶー…。場内、クスリとも笑わず。(酷)

ここで室・伊藤・中間?あたりが「リョウさんの歌はそこそこイケてるけど」「顔もそこそこイケてるし」と言い出し、丸「なんや、俺らの顔が悪い言われてるみたいや」怒った丸山が室を追いかけ、丸「そこそこってなんや、背中でも痒いんか」室「あー、そこそこ」と丸山に背中をかいてもらう室。

ともあれ、厳しい文の指摘は、実は亮の仕込みで、言い終えた文「ちょっと言い過ぎたかな」亮「あれくらい言わな反発してがんばる気にならへん」と二人でこっそり相談。…てことは文は亮の正体を知っているのか?知らないのは関7連中だけ?

細かな説明は一切なく、文が「じゃ!」と消えた後、亮「でも理屈は通ってんな」と、人に言わせた自分の言葉を正当化。そしていきなり舞台左手にある浪速音楽大学創立者の像に「ね?」と話しかけると、銅像が喋り出す。度肝を抜かれたVW他ギャラリーたちで飛びかかると石像は消え、舞台右手端に「罰当たりめ!」と登場。へたり込むVWを後目に、「もう消えて!」と亮が手を振ると、チャンチャン♪と一気に萎える効果音?と共にあっさり引いてしまう音大創立者の先生。天界での力関係が非常に疑われる一幕

音大キャンパスのセットが回ってる間(照明落としても狭い舞台ではセット変更客から丸見え)、花道から横山が一人歩いてくる。「今、大阪の街はしょぼくれてるやろ」と、よりにもよって18年ぶりの阪神優勝騒ぎで最も大阪に活気のある年に間の悪い脚本

横「シンボルの道頓堀は火事騒ぎばっかりやし、くいだおれはホンマに食い倒れてしまった」法善寺横町の火事も、くいだおれの倒産(今も営業はしてます)も、関西ローカルニュースばかりで、遠征組のお客さんはどれほどご存じでいらっしゃるのか。更に客席に向かって横「歌って踊ってCD出して。なんか元気出るやん」CD出して、のあたりが変に生々しいです。第一、あなたほとんど「歌って」も「踊って」もいないんですけど。

と、横山が独り言を言ってる間に現れたセットは、横ヒナすばるの住まうアパート二室。わざとらしくビートルズのポスターを貼った右側の部屋で、ヒナ「何があかんねやろ…」すばる「やることなすこと何もかもちゃうか」とヘコみ中。それに横山が加わって、横「なんか言えや」すばる「シンゴ、何か言えって」ヒナ「ユウがなんか言えや」そのまま三人黙りこくると、どこからか飛行機が飛ぶような効果音。と、同時に「誰かなんか喋れや!この間が嫌やねん!」と三人が声をそろえて叫ぶところは何度見てもぴったり息があってて、すばらしい。

そこへ「三人ともイラチやなぁ」と幽霊である横山のオカンが現れ、姿が見えないすばヒナに愛のこもった投げキッスで見えるようにしてやる。(幽霊は愛を与えた相手にしか見えないという設定)

オカンの姿が見えた途端「はじめまして」と礼儀正しいすばる。ハリオスはユウのオカンとは面識なかったようです。ここの見所は、幽霊が壁を抜ける(洋室と和室のセットがあり、その間に壁があると言う設定)のを見たすばるが「僕もやってみる!」(狙ってカワイイ言い方)と壁抜けに挑戦する場面。

そして壁抜けが出来なかった罰として(違)、すばるには「(壁抜けが)できるのはオカン」「俺アカン」とべったべたの言わされてる感満載のセリフがあり。続くオカンの「好きなん熱燗」って…いいけどさぁ…。

ビートルズを例に出し、時代を切り開くニューウェーブになるため「あっと驚くアイデアが必要」と主張するオカン「コンパクト、言うやつや」ヒナ「インパクトや!」親子二代にわたって突っ込むヒナ、ご苦労さまです。そこで左右から煙が立ち始め、経文をめちゃくちゃに並べたようなオカンの祈り開始。

幽霊パワーで変身?させられた三人、羽織袴(横:着物が青で袴がグレー、ヒナ:赤と茶色、すばる:萌葱色とくすんだピンク)にハリセン片手で階段の上に登場。なぜか龍馬になりきって弁をふるう横「勤王の志士たち16人」と言ったところですばヒナ「16人?」横「4×4(志士)=16!」ここですばるがハリセンで横山の頭を叩き、「これがハリオスのハリセン」とベタネタ披露…のはずが、まともにその言葉が続いたのはおそらく初日から数回のみ、それ以降はすぐさま横山が叩き返してすばるが痛がり、ここから三馬鹿のお遊びコーナー開始。

「時代を切り開いた若い力=ニューウェーブ」という結論にヒナが強引に持っていったところで、階段下に剣士に扮したJrたちが現れる。ヒナを残して階段を降りる横すば、ここですばるはいっつも袴の裾を持って降りるのがかわいい!(裾踏んだら危ないしね)残されたヒナが殺陣を披露し、ヒナが捌けると次はすばる、そして横山の流れで順に見せ場が回ってくる。

最後三人が真ん中でJrに囲まれた時にこっそり下駄を装着(それまではずっと裸足だった)、そしてゲタップへ。文は身長の問題か殺陣には参加せず、ゲタップ時に花道から登場。髪をリボンでくくった姿がたいそうかわいらしいです。(BOYSあたりも同じ髪型)さすがに殺陣もゲタップも一番上手いのはヒナで、やたら足下を気にする横山や、いっぱいいっぱい感満載のすばるを後目に、一人まっすぐに正面向いて下駄を鳴らす姿が凛々しい。羽織袴なんて衣装も、実は室みたいな背高くて足長い人よりヒナくらいの体型が一番似合うと思う。(さりげに失礼)

ゲタップの後また殺陣に戻ると室が拳銃を持ち出し、横山がそれを奪う。剣と銃の威力でJrたち剣士を制圧し、階段上で横「天下討ち取ったり!」と叫んだところで階段の段がなくなり(滑り台状態)、階下へ落ちる横山。「ユウ、大丈夫か!」とすばヒナが駆け寄ったところで、パチパチと拍手を送りながらオカン登場。

ゲタップを褒めちぎるオカンは客に「ゲタップ最高やなぁ?」と意見を求め、「あんたらこれからそれで行き」と芸風を押しつける。「この衣装どうにかして!」と頼む三人に「三時間したら消えるから」と言い残して花道へ沈むのでした。(ここは天界への出入り口か、しばしば幽霊たち使用)

残された三人は呆気にとられながらも、「でもゲタップ気持ちよかったな」と言い出す横ヒナ。が、一人すばるはあんな大きな音の中では歌えないと言い出す。「そんなこと言わんと歌って」と頼む横ヒナ。

とりあえずゲタップは置いておいて、何か楽器でもないと…と言い出したすばヒナに、横「あれがあった!」と思いついて隣の部屋へ取りに行く際に「スー」と通り抜ける音?を口にしながら壁抜け。ノコギリを手に戻ってきた横山、これが以前新聞に載っていたノコギリバイオリンってやつです。

しかしそこへ行く前に初日にはなかった名物コーナー「小室」が出来てしまい、なかなか先へと進めなくなる(笑)。最初は楽器と聞いた横山が「小室みたいに」とシンセサイザーを弾く真似をしたのが受けて、それからはリピーターたちが心待ちにする場面へと転身。と言っても、両手をキーボード弾いてる真似して上下左右に動かしながら舞台左袖から右袖まで移動するだけのしょーもないネタなんですが、変に受けてやらざるを得なくなった横山が嫌々やるのが、ファンの心をくすぐったと分析。

で、肝心のノコギリバイオリンは、一体お前は何を教わってきたんだという体たらく。「大きなのっぽの古時計」を演奏すると言いつつ、出だしからまともな音など出ておりません。調子っぱずれの横山の歌と、まったく違う音程のノコギリの音が不可思議な不協和音を奏でつつ、中日を過ぎるとこれに顔芸が入り出す。最後は唯一まともにできる「おまえはアホか」で締め。(これが本家の持ち芸)

まだ何かぼけようとする横山の動きを遮って、「いや〜すばらしい」と左袖から登場してきたおっさん(ベンツ預けた人と同じ方が演じてます)、「あなた誰ですか?」の問いに差し出した名刺が「豚マン興業 スカウト部門 恵比須鯛蔵」えーーーっ(呆)むしろ名刺出された方が怪しさ大爆発やわ!が、カムストックの三人はそうは思わなかったようで「豚マン興業ー?」と叫んだところで暗転。

一階客席右側扉から亮、左側扉から内・安・丸・倉のVWメンバーが登場。ナンバ゙一番と言う大阪では老舗のライブハウスでの演奏が決まったとの話を客席越しに交わし、やっぱり本拠地である浪速音楽大学キャンパスへと移動。女学生の一人がチアガールの格好で応援すると言い出すと、乗った安田がいっしょに「ワン、ツー」とチアガールの真似…すると。初日には何の動きもなかった大倉が、ここに来て大化け!昨年島の男1だったヨシくんが生まれ変わりました!「なんや、その動きは!」とダメ出しをして、「チアガールはこうや!」と踊り出し、最後は丸山と二人で「あははー」「うふふー」と浜辺のバカップルとなっておっかけっこ!この場面の主役は間違いなく大倉、昨年島の男1だった(しつこい)アンタだ!

そんな和気藹々の場面へ乱入カムストック、横「あいかわらずここではお前ら大人気やな」とけんか腰で話しかけ、丸「来週からは世界が違いますからね」と応戦。

「どういうことや?」と訝しむ三人に亮「毎週金土の二日間、ナンバ一番でのライブが決まったんですよ」と説明。ここですばる「ナンバ一番て、パチンコ屋?」と亮の顔にぐいぐいと近づいていく。亮「ライブハウスですっ」

それを聞いてヒナ「じゃあ俺らといっしょ言うことやな」との言葉に「どういうことですか?」と聞き返すVW、横「あ、知らなかった?」と横山始めすばヒナも得意満面の表情で、横「あ、まだ言ってなかったねー。聞きたいー?」と妙な標準語?で、「僕たち、スカウトされちゃいました!」と大発表。

そこから舞台奥の回想シーンのセットへ駆け出す三人、そこには名刺をくれた恵比須がスタンバイ。どうやらもらった名刺を持って恵比須を訪ねていった様子の三人に、恵「君たち三人でデビューしよう!」あぁ、この方が社長であればどんなに嬉しいか!(現実と混同)「ホンマですかっ」と喜ぶ三人、しかし続く「お笑いで」との言葉にガックリ。お笑いではなく歌をやりたいと言う三人に、恵比須はくずの例を出し「お笑いとして売れたらCDも出せる」と説得。その気になった三人は契約書にサインをして、ここで回想シーン終了。すぐさま撤退した三人、さっきまでいた舞台最前列まで駆け戻る。「…というわけや」と、三人揃って腕を組んで上を見た体勢がエッヘン!って感じでかわいい。

が、お笑いということでVWの面々はバカにして、内「そっちの方が向いとるんちゃうか」と毒づく。横「スカウトが来ないからってひがまない」に対して大倉「別にひがんでないよー」>この台詞がすっごい好き!何とも言えない独特の間に、毎回笑いを堪えてました。(堪えずに笑ってやれ)

安「どうせ音楽じゃやってけないんですから、どうぞお笑いの世界で頑張ってください」に対して横「お前なんかむかつくなぁ」と子供のケンカ開始。殴りつけた安田に追いかけられ亮を盾に隠れる横山、「あ!」と指差し安田がよそ見した隙に頭を叩く。同じように安「あ!」横「そんな手に引っかかりませーん」と逆にもう一回安田を叩き、便乗した亮も攻撃。(傍目から見てるとこっちの方が余程攻撃力強そう)

そんな横山に殴りかかったものの、バランスを崩して舞台中央で転んでしまった安田に、すかさず横山カンチョウ!(ホンマに小学生レベル…)

そこで雷音が鳴り響き、舞台右壁からオカン登場。「ユウ!なにしてんねんっ」(おそらく客席満場一致の意見)と一喝し、頭を抱えて床にへたり込んだ横「オカンの雷や…。俺これだけは弱いねん」と遁走。安「逃げるんか、卑怯者ー」と追いかけて二人して左袖へ捌ける。それを見てオカン「あんなに仲良かったのに、どないしたん?」と不思議がると、亮「なんでもないんです、ちょっとした意見の行き違いで」とフォロー。それを見ていたすばヒナ固まって亮を見つめる。

ヒナ「おまえ、オカンが見えるんか?」(それにしても、ユウのオカンなのにヒナもすばるもオカン呼ばわり…)亮「そんなわけないじゃないですか」と苦しいごまかし方。ヒナ「お前、なーんかおかしいな」と疑いを強める。(そらそうやろ)

が、ここで素が出てしまったか亮「苦労してるんスよ、あんたらのために」と毒づき、ヒナ「あんたら?」亮「天国からの工作員も楽やないわ」と、ここで名フレーズ「天国からの工作員」が出来上がりました。「そんなこと言わんとがんばってーな」と頼むオカンに、亮「わかりました」といい子の返事。(妙)

そんな中、場外まで追いかけっこをしていた横安が帰還。疲れてふらふらとへたり込む安田に横「お前そんながんばってる感出してるけどな、そこでウンコ踏んでたで」…あくまで小学生レベルを維持するか。横山にそんなことを言われた安田、自分の靴の匂いを嗅いでみて「くさい…」と泣き出して、他VWメンバーに慰められる。この辺の安田のキャラは、最初は正直キモかったんですが、次第に慣れました。

ともかく、VWはライブハウスでの演奏が決まり、カムストックはお笑いとは言えデビューへの道が開けた、お互いがんばろうと亮の言葉に一同その気になって(単純過ぎ)、「夢に向かって羽ばたこう」と相成りました。

そこで待っていたようにイントロが流れ出す。この場面で一番私の目を引いていたのは、丸山!一人でノリノリダンシング、小ネタも満載、曲に合わせての妙な動きに、いつも隣の横山が笑いを堪えていたのが非常に印象深し。

そして珍しくこのメンバーでは真ん中に立つ亮(いつもはすばるがセンター)の後ろに踊り終えた?文が回り込んでワイヤー装着係。左右にはすば内ヒナ安が並び、同じくフライング準備。ってことは…全員で合唱のサビ「Go now to the world声をあげろ♪」で本当に飛び立つ五人!なにそれ、アホか…(素)。呆れつつも、フライングさせてもらえない横丸倉はやはり重量制限に引っかかったんだろうなーと推察最後、「旅は続くよ♪」と歌いきったところでヒナ「羽ばたく言うて、ホンマに飛んでしもた」うっわー、ベタネタの説明、もっと恥ずかしい。

この状態じゃ芝居は続けられないと言うことで(当たり前だ)、「20分の休憩〜」


                                                   そんな訳で第二幕も行っとく??>>>>


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